命のトリアージの是非について

スタッフさんが本会議一般質問を頑張って編集してくれました。
テロップが入り、質疑と答弁が並び替えられています。
私自身も9月時点の当局答弁を改めて確認し、色々考えさせられました。
9月時点は神奈川アラートや自粛要請など新型コロナ感染症対策は全て県域全域に発出されていたのですが、質疑の中で申し上げた
「神奈川県域の枠にとらわれず、基礎自治体単位などピンポイントで時短営業などの自粛要請をしていくべき」
との提言は後に対策会議で実際に取り入れていただき、具体の政策として実現しました。
(現在、横浜市川崎市で22時までの営業自粛要請と1日40,000円の協力金制度が実施されています。)
その質問では提言した2つの視点のうち、答弁は広域連携のみに答えていて、「地域毎にピンポイントでの自粛要請を出すこと」には触れていません。
「答弁したこと」だけでなく、「答弁されなかった、答弁できなかった」ことにこそ意味があり、当時の「県全域で」という方針を改めるべきか、調整真っ只中であったことが伺えます。
次の質疑では、「医療崩壊を想定したトリアージの是非」についても質疑していますが、うち「災害時におけるトリアージの考え方を新型コロナ感染症の感染爆発時に準用するか」については明言された答弁がありませんでした。
(本題であった社会的弱者への対応については、「障がいや高齢を理由とした『命の選別』は決してあってはならない」と明確な答弁をえました。)
「答弁されなかったことにこそ意味がある」と考えると、この年末年始の感染拡大でトリアージについての不安・懸念が現実になる可能性もあり、憂慮すべき課題と感じます。
https://youtu.be/irbeK27aG98