森氏の女性蔑視発言とホワイトアクションについて

久しぶりの投稿です。(最近、時事ネタのコピーペーストではなく、自分の中で納得いくまで考える時間をとるようにしています。)
【森氏の女性蔑視発言とホワイトアクションについて】
私の政治スタンスは「中道・改革派」です。
表示されている投稿に偏りがある可能性もありますが、立憲民主党が女性の政治参加の象徴として行ったホワイトアクション(女性蔑視発言に対して白スーツを着用しての抗議活動)に対して右派左派さまざまな反応がありました。
・森氏の女性蔑視発言は許せない。今すぐ辞任すべきというご意見
→これはその通りで実際に辞任の運びとなりました。オリンピックは国際的な超大規模イベントなので、全世界に日本人の国民性を誤解させるメッセージであったと思います。一失言で済まなくなってしまっています。
・白スーツでの抗議活動についてのご意見
→賛否両論あるようです。(私は賛成寄り)
反対意見は、政治家集団のパフォーマンスに見える、とか、失言で即辞任する前例をつくるべきでない(いわゆるブーメランになるという懸念含む)、などですね。
メッセージはどう伝わるかかが大切なので、違和感・懸念を抱かせてしまう事実があるならそこは謙虚に受け止めなければいけません。
その上で、私個人の見解として、世論喚起の手法としてホワイトアクションは有効であったと思います。実際に多くのメディアに女性蔑視問題が取り上げられ、広く国民に伝わりました。
問題の本質・ゴールは「森氏の辞任(更迭)ではない」と思うのです。森氏個人の人間性、あるいは、保守政党の高齢議員の言動ととらえてしまうと、むしろ、事の本質が矮小化されてしまい日本の未来につながらないと考えます。
この事案は「氷山の一角」であって、世の中には女性差別や偏見があふれていて、苦しんでいる方々も多数います。
一組織委員会の一ポストの話ではなく、これを契機に社会全体が変わっていかなければいけません。
感染症対策を契機にリモートワークや時差出勤など動かなかった山が動きました。
今回の騒動を契機に、社会全体の意識改革・行動変容が促されることを切に望みます。
変わらなければいけないのは森氏だけではなく私たちです。